2026.01.26

移住者体験談

【長崎市】“将来は地元で暮らしたい”――外の世界を見たからこそ選んだ、長崎での新しい暮らし

広島から長崎へ――地元で描く新しい暮らし

大学卒業後、桑岡さんは広島の造船会社で設計業務に従事し、仕事もプライベートも充実した日々を過ごしていました。「広島は住みやすかったし、仕事もとても面白かったので、名残惜しいくらいです」と振り返ります。

そんな中でも「いつかは長崎で暮らすのかも」と考えていたそうです。その気持ちが強くなったのは、海外赴任を経てからのこと。

「地元は落ち着いて暮らせる場所。生活を築いていくイメージはずっとありました。これからは長崎で落ち着いた暮らしをしたいと思っています」と笑顔で語ります。

取材を受ける桑岡さん

異業界への転身~造船の設計から医療機器の設計へ~

Uターン転職活動を進める中で、長崎で働くことには現実的な課題があると感じたといいます。

「長崎は大企業が少なく、給与水準も広島に比べると低い。限られた選択肢の中で納得できる条件とやりがいを感じられる会社に出会えるか不安でした」と桑岡さん。しかし、ながさき移住サポートセンターによる支援が転機になったと話します。

「長崎県内の事情に詳しく、現実的な相談ができました。公的機関ということもあり、安心感もありました。」

そんな中で次のキャリアを託すことにしたのが「サクラ精機株式会社」でした。同社は長野県に本社と工場を構える医療機器メーカーで、長崎県の誘致企業として2021年に長崎研究開発センターを開設しました。長崎県内の多くの医療施設にも同社製品が導入されているそうです。応募の決め手は、作られている製品が医療現場で必要不可欠であること、海外販売比率が高いことを知り、「この会社なら、やりがいをもって、世界を相手に製品開発をできそう」と感じたからとのこと。

入社当初は長野の工場との地理的な距離に不安を感じていたものの、工場と連携し円滑に業務を進められる体制が整っており、問題なく仕事を進められているそうです。

「同じ設計でも、扱うものが違えば視点も変わる。面白いですよ。」

桑岡さんの職場では全員が転職組で「長崎で一緒に働いてくれる方をまだまだ募集中です」と笑顔で教えてくれました。

桑岡さんの職場

休日は趣味のヨットを満喫

桑岡さんの趣味はヨット。大学生の時に所属していたヨット部での活動を経て広島時代にも続けてきたとのことです。

休日は、地元のヨットチームと共に大村湾へ出ることから始まります。時には博多港まで足を延ばすこともあるそうです。

「ヨットの全国大会に出ることが目標です。長崎にヨット競技を続けられる環境があって良かったです。ワークライフバランスを取りやすい職場にも助けられて趣味に打ち込めています」と笑顔で話します。

転職後は、長野県に本社があることから新しい趣味も増えました。

「長野に行く機会があるので、スノーボードを始めました。会社の福利厚生もあるので助かっています。」

アウトドア派の桑岡さんですが、奥さまはインドア派。「休みの日の過ごし方は違いますが、それぞれの時間を大切にしています」と語ります。

趣味のヨット

地方移住や長崎への移住を考えている方へ

「自分は大都市よりも地方でゆとりのある暮らしをする方が合っているみたいです」と桑岡さんは話します。

都市部よりも地方での暮らしを望む人は一定数いますが、地方の中でも住みやすさには差があります。「長崎市は程よい規模の都市で、利便性も高く、暮らしやすいです」と桑岡さん。買い物や交通の面で不便を感じることはないそうです。

さらに、長崎市は閉鎖的な雰囲気がなく、むしろオープン。「長崎の良さは、いろんな文化が入り混じっていること。外から来る人にとってはとても魅力的です」と語ります。

移住や転職を考えるなら、情報は多いほど安心です。「転職活動では、民間エージェントも含め複数のサービスを同時利用するのがおすすめ」とアドバイスをくれました。

最後に、桑岡さんはこう語ります。

「面白そうな地域活動があれば、ぜひ参加してみたいです。地元を盛り上げる一員になれたらうれしいですね。」