2026.02.10

移住者体験談

【西海市】第2の人生を楽しむ――長崎県西海市で見つけた豊かな四季と人の温かさ

沖縄から長崎へ――五島で見つけた移住のきっかけ

沖縄県出身の重松さん。夫が長崎県出身ということもあり、年に一度は旅行で長崎を訪れ「いつかは長崎のどこかに住もう」と心に決めていたそうです。「ふるさと納税を通じて、長崎の魅力に触れる機会も多くありました」。
退職後は再雇用で働いていましたが、コロナ禍で何もない日々が続いていた頃、全国旅行支援が始まり五島を訪れることに。そこで釣り体験を楽しみながら船の上で過ごした時間に「こういうゆったりした時間が大事だな」と感じ、移住に向けて本格的に動き出すきっかけになったといいます。

”民泊体験”が決め手――半年で叶えた西海市への移住

五島での体験をきっかけに、次に訪れたのは西海市。

「五島は人気で移住者も多いと聞いて…もっと他の場所も見てみたいと思いました。そんな時、たまたま手にした西海市のパンフレットに、大島の歴史や文化が紹介されていて、強く惹かれました」。
重松さんが初めて西海市の大島を訪れたのは2023年1月。民泊体験を利用し、地元の方との交流を楽しむ中で、大島の炭鉱の歴史や人を受け入れる文化を知ったことが、移住の決め手になったといいます。

「民泊体験で過ごした時間が、私の居場所を見つけるきっかけになりました。地元の方が親切で、夜遅くまで色々と話し込んでましたね」。
ここでの交流を通じて、移住後の生活を具体的にイメージできたと話します。

行動は早く、その半年後には移住を実現。住宅改修支援などの西海市の助成ながさき移住倶楽部会員の特典(引っ越し割引など)、ながさき移住サポートセンターでの相談など、公的機関の制度をフル活用したといいます。

看護師として地域に寄り添う――移住で叶えたゆとりある暮らし

沖縄では助産師や看護師として長年勤務し、夜勤や外来業務を行ってきた重松さん。海外での生活経験もあり、子育てが落ち着いてきた40代後半から再就職して再び医療現場に立っていました。「沖縄ではフルタイムで働き続けていましたが、移住後は『半分仕事、半分遊び』のゆったりした生活を送りたいと思っていました」。

現在は、さいかいクリニックで外来業務と訪問看護を担当。「訪問看護は初めてでしたが、人手不足でやる人がいなくて…挑戦することにしました」。徒歩で通える距離、週に数回の勤務で、趣味や旅行を楽しむ時間も確保。「看護師として地域の方と関わり、少しでも役に立てていると感じられるのが嬉しいです」と話します。

看護の仕事探しはナースセンタ―のLINE登録で求人情報を見つつ、同センターやハローワークにも相談をしていたそうです。

四季を感じる暮らしと人とのつながり

沖縄では味わえなかった四季の移ろいを感じられることが、移住後の暮らしの大きな魅力です。

「沖縄にはない四季を楽しみたい――その気持ちが一番でした。桜の季節を待ち望む心や、雪景色、芽吹く木々の変化にワクワクします」と重松さん。

休日は教会での礼拝をはじめ、旅行や釣りなど充実した時間を過ごしています。「知らない文化や歴史を体感したい」と話します。近所付き合いも深く、釣った魚や家庭菜園の野菜を分け合うこともあるそうです。

「“違い”があることを前提に移住したので、新しい風土や文化を知ることが楽しい」。移住を検討している人へのアドバイスは「民泊体験などで地元の人と話してみること。ネットではわからない地域の情報が手に入ります。人生の第2の居場所を見つけるきっかけになりますよ」と笑顔で語ってくれました。