県央地区(長崎市)JOBS
新規就業者プロフィール
氏名 | 中野 建次(なかの けんじ) |
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年齢 | 58歳 |
出身地 | 長崎市外海町神浦出身。地元に戻ってきたUターン者。 |
趣味 | マラソン、テニスなど。 |
経歴 | 長崎工業高校卒業後、東京ガス株式会社に就職し、関東周辺でガス製造機械・設備の設計・建設・メンテほかガス関連の技術開発に従事していた。平成25年8月に早期退職し、同年9月から全国センター研修制度により長崎市深堀地区で漁業研修を開始し、翌平成26年9月からは長崎県の技術習得支援事業により引続き深堀地区で一本釣、延縄漁業を研修し、現在に至っている。 |
漁法 | 一本釣り |
漁船規模 | 3.2トン |
Q&A
漁業を目指したきっかけは何ですか?
釣りが大好きで、定年が無く一生続けられる仕事に就きたかった。
独立後に感じたことは?
獲れた魚が安いので厳しい現状を感じた。生産者価格は安いのに、消費者価格は高い。魚が肉より高いため、水産物の消費が減っているのではないか。また、魚を捌けない人が増えてきていることも消費減速の原因ではないか。
独立後に一番つらかったことは?
魚が思うように獲れなかった事。獲れるポイントも狭いと感じた。そのほか操船技術が未熟なため、魚探が示す位置に、船をうまく着けられないこと。
独立後に一番嬉しかったことは?
水揚げがあって、通帳の数字を見たとき。そのほか漁業研修が終了して漁船を入手した時に、深堀地区の一本釣・延縄漁業者が皆で船祝いをしてくれたこと。その際大漁旗も贈っていただき嬉しかった。
困ったときは誰に相談しますか?
漁場に関することは長崎市みなと漁協外海支所の支所長、漁業技術に関することは研修時の指導者。
今後の将来像は?
20年間は漁業を続けていきたい。将来は刺網にもトライしてみたい。
これから漁業就業を目指す人に一言
漁業は好きなことが一生できる、年齢や体力に関係なく、培った技術で勝負できる仕事であるため、やりがいがある。また、自営なので、自分で今後のスケジュールを管理することができる仕事である。
指導者プロフィール
氏名 | 一ノ瀬 久春(いちのせ ひさはる) |
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年齢 | 75歳 |
経験年数 | 35年 |
趣味 | ペーロン船の模型づくり |
漁法 | 五島灘にて延縄漁業(イトヨリ、レンコダイ、アマダイ等) |
漁船規模 | 3.2トン |
1日最高水揚額 | 20万円 |
年間最高水揚額 | 1100万円 |
これから漁業就業を目指す人達へ一言
昔からすると魚の値が極端に安くなってしまった。また燃油代や資材費などの経費が上がる一方であるため、これから新規に漁業に就業する人にとっては厳しい状況にあることを肝に銘じておいてほしい。
しかし、定年が無いのがこの職業の最も良いところ。元気でさえいれば80歳になっても働ける。やる気次第で、お金に変わる。また、新鮮な魚を食べられる事も漁師ならではの特権である。