2024.04.15

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【島原エリア・ワーケーション対談】課題の多さは可能性の高さ。通うほどに関わる楽しさ増えるエリア

人と関わることで見えてくる島原半島の課題。

異なる角度から半島に関わってきた2人のキーマンの話から島原半島の関わり方を紐解いていきます。

対談者プロフィール

macciさん
  • macciさん
  • 雲仙市出身ダンサー。年間1500名以上が参加するファミリーコンサート開催やイベント、MCで活躍。地元企業とコラボなど島原半島を盛り上げる活動を行う。
永吉 宏大さん
  • 永吉 宏大さん
  • 南島原市出身。南島原市役所を退職後、海・山〈大自然〉を中心に地域や人づくりに寄与。海を愛するライフセイバーとして活躍。


macci

島原の良さは海がきれいなのと不便さ。自分で決定、選択することが多いから不便って選択肢が少なくいから楽でいい。出勤で車移動するだけで結構癒やされます。自分の出勤ルートは海を見て雲仙地獄を通って到着。面白いですよね!

永吉

島原の人っていい意味でおせっかいが多いよね。僕が一番感じてるのは海でもなく山でもなく人なんですよね。遊びに一生懸命で困っている人がいたらすぐに手伝ってくれる、あの人との良さ。

macci

わかる!近所のおばちゃんたちのおすそ分けの量がすごいから、ここでは餓死せんなって思う(笑)

永吉

だからこそビジネスに発展させるのが苦手な人も多いのかなって。ちゃんとお金が発生する仕組みを提案してくれる人や企業がいてくれたらいいんじゃないかな。

macci

地域のコミュニティに入るには挨拶!挨拶は大事。挨拶すれば大丈夫(笑)

永吉

地域外の人に対する警戒心は多少なりともあるかも。でも少しでも話したり挨拶すれば全然問題ない。距離感が大事だよね。

macci

既存の活動に入るのが一番いいかも。新たにイベントを企画するとかじゃなくて、今あるお祭りに入って盛り上げて応援していく方が関係性が生まれて信頼度が増して理解してくれるようになる。


macciさんと永吉さんの2ショット写真

永吉

島原半島って広くないけど地形や土地の特性を生かしていろんな種類の農作物を育てているよね。水が多いところには田んぼがあって、少ないところはじゃがいもみたいな。限りある大地の恵みで成り立っている生活そのものがSDGsだと思うし、それが半島の人の生活の中に溶け込んでいる。その感覚は来てくれた人にとって気づきになると思うな。

macci

島原半島自体狭いしもともとが不便だから循環させることが当たり前なのかもしれないね。

永吉

あと、スポーツ合宿としても島原半島はすごくいいと思うんだよね。

macci

感度を育てる合宿みたいなね!私自身、何もないところから何を作るかっていうのはすごく大事にしてて。雲仙BASEも何もないですよね。寒いし遠いし(笑)でも限りある中でどうしていこうって考えるから感性が磨かれて新しい視点に気付く。

島原半島に来る人には一週間以上いたほうがいいと思う。半島の人と同じ時間の流れを感じて、半島でできたものを食べて、体も心も半島のもので循環してから地元の人の話やストーリーを聞くと、いろんなものがおもしろく感じられるはず。1泊とかじゃもったいない!

永吉

島原半島って噛めば噛むほど味が出てくるエリアだと思うんです。生活の延長線上おもしろいことやチャンスがあるから、5泊6日の旅を何回か続けるのがおすすめ。地域側でコンテンツを提供するんじゃなくて、半島でできる自分なりの楽しいことを探してほしいな。

雲仙温泉を代表する観光名所・雲仙地獄

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湧水の街・島原市

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野生のイルカに1年中会える南島原市

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