移住情報発信コーディネーターの山口です。
長崎に帰ってきてから1年半、一番打ち込んだものがあります。
それは筋トレ!
帰ってきから時間を持て余すことも多く、
当時体重が80㎏近くあった私は、軽い気持ちでダイエットを決意。
1年間のダイエットの末に、20㎏の減量に成功。
筋トレの沼にはまり、今では週6でジムに通う筋肉中心の生活です。
そんな生活を送る中で、長崎はボディメイクを頑張る人にとって、とても最適な街ではないか、という仮説が生まれました。
長崎県は漁獲量が全国有数で、畜産も盛ん。
筋肉にとって大切なタンパク質を、安価で美味しく手に入れることができます。
また、2016年には「余暇時間の長さ」全国第5位となったこともあり、
トレーニングに打ち込む時間も確保することができます。
この仮説を実証するために、お話を伺ったのは中川恭兵さん。
2016年に長崎市にUターンされた中川さんはパーソナルトレーナーや、
フィジークの選手(※ボディメイクコンテストの1つ、バランスのいい筋肉の付き方を競う競技)、インフルエンサーなど多岐にわたって活動中。
長崎にUターンされた経緯や、トレーニングを頑張る方にとっての長崎の魅力についてお伺いしました。
- 中川恭兵
- 出身:長崎県出身
- 移住年:2016年
- 山口県周南市→長崎県長崎市(Uターン)
- 長崎を拠点にキックボクサーとして活動後、東京の大手パーソナルジムへ就職。
2016年より長崎にUターンし、健康寿命の向上をテーマにパーソナルトレーナーや筋肉インフルエンサーとして活動
取材場所は中川さんの活動拠点の1つ、「RPGym(アールピージム)」
「RPGym(アールピージム)」の運営をされている植松さんもボディメイクのコンテストで優勝された実力者。植松さんにも後ほどお話をお伺いします。
※取材時は「レオンハート長崎」でしたが、2022年は「RPGym(アールピージム)」に改称
格闘家から一転、車いす生活を経てトレーナーの道へ
中川さん:長崎で練習しながら格闘家として、県外の大会に出ていました。
もともと空手をやっていて、極真空手で九州3位になったこともあります。
K-1に出るためにキックボクシングも行っていたのですが、当時は練習環境が十分でなく、タイにムエタイの修行に行っていました。
トレーナーを目指したのは、練習中のケガによって競技生活を引退してからです。
東京のパーソナルジムの求人に応募してみたら受かったんですよ。
そこで研修を受けてトレーナーに必要な資格を取らせてもらいました。
福岡や山口、広島など様々な土地でトレーナーとして働きました。
職業は筋肉、テーマは健康寿命の向上
中川さん:いずれは長崎に帰ってトレーナーとして、地元に貢献したいとは思っていました。
具体的に帰るきっかけになったのは2016年ですね。
会社を辞めて山口県でジムを共同で経営していたんです。
それがあまりうまくいかず、帰ろうかなと。
2016年に長崎に帰ってきてからは、
選手時代にお世話になっていたジムの会長に師事し、その方が作ったパーソナルジムで勤務しました。
2018年に独立して今に至ります。
今はパーソナルトレーナー、高齢者・企業に向けた筋トレ指導、筋肉インフルエンサーとしての情報発信など仕事の幅は広いので
職業筋肉です(笑)。
トレーナーとして指導するうえで、用途や目的に応じて指導を行うことを心がけています。
高齢者であれば、姿勢の改善や歩き方の改善につながるトレーニング指導を、ボディメイクをしたい方には、効率よく楽しく痩せることができるようなメニューを組んでいます。
中川さん:長崎県の健康寿命の向上です。長崎に帰ってきたときから抱いています。
帰ってきた当時のニュースで、長崎県の肥満率が全国No,1と紹介されていたのがきっかけです。
トレーナーとして長崎を少しでも健康に導くための手助けが出来ればと思いました。
中川さん:自分が生まれ育った町で健康に携われるのは純粋に嬉しいなと思います。
あとは様々な地域を渡り歩いて感じるのは、長崎は人が良いです。
お客さんと触れ合う中で、長崎に住んでいる人の優しさを感じることは多々ありましたね。
毎日食べるものだからこそ、安心感があるものを食べたい
ここから先は今回のテーマである、長崎とボディメイクをテーマに、
ボディメイクコンテストやパーソナルトレーニングを行うお二人に伺っていきます。
- 植松 亮
- 長崎県長崎市出身
- 健康スポーツを専門に学び、
専門学校在学中に数々のトレーナー資格を取得。大手スポーツクラブにてウエイトトレーニングを中心にヨガやピラティスを指導。その後卒業した専門学校の講師や海外留学を経てレオンハートを開設。2021西海マスターズ172超にて優勝
植松さん:魚はよく食べていますね。長崎産のものでいえば、アジやサバ。
青魚にはEPA・DHAと呼ばれる不飽和脂肪酸が含まれており良質な脂質を摂取することができます。青魚には善玉コレステロールが多く、血液をサラサラにしてくれる効果があります。
中川さん:ぼくも魚ですね。カツオ,イカを中心にたまにアンコウ鍋も食べますね。
スーパーに行くと売ってあることがあるんですよ。
長崎県産のカツオはよくスーパーで見かけるしヘム鉄が豊富に含まれていて優秀です。
イカやタコはタウリンが豊富で、血流をよくしてくれる効果もありますので筋トレにはもってこいです。
中川さん:毎日鶏むね肉も食べていますよ。長崎県産しか食べないですね。
毎日食べるからこそ地元のものを意識して食べています。やっぱり安心感がありますよね。
安いし美味しいですよ。
中川さん:果物です。トレーニングの前の栄養補給としてシャインマスカットやイチゴを食べています。
アスリートもトレーニングに使う長崎の〇〇
植松さん:トレーニング環境は改善の余地があると思います。
最近24時間制のジムがようやくできてきましたけど、トレーニングする場所が少ないです。
もっとトレーニング人口が増えてきてほしいと思ってます。
中川さん:日常的な運動習慣も少ないと思いますね。
坂道が多くて、車やタクシーを使ってしまう人が多いと感じます。
ただ、環境面では意識的に運動量を確保できる街だとは思います。
歩くだけで運動負荷を増やすことができるのは魅力ですよね。
競輪選手やプロ野球選手などアスリートも自主トレとして長崎で坂ダッシュを行っていますよ。
ぼくもキックボクサー時代にトレーニングとして坂ダッシュしていましたもんね。
中川さん:東京などの大都市と比べると、娯楽が少ないのは魅力かもしれませんね。
趣味として打ち込める環境ではあると思います。
植松さん:通勤ストレスがないのが魅力だと思います。
体の成長にとってストレスって大事なんです。
コルチゾールというホルモンが関係してくるんですけど。余計なことにストレスがかからないのが長崎の魅力かなと思います。
中川さん:僕が思う魅力としては、食ですね。筋トレ後の栄養補給で美味しいものを食べることができるのが魅力じゃないですか。魚も野菜も美味しいし。
運動して、栄養満点の美味しいものを食べるのが健康の近道ですね。
筋肉は30 歳を境に年に 1%ずつ落ちると言われています。
70歳になる頃にはおよそ半分となり、自立歩行が難しくなると言われています。
これを予防するには筋トレ以外の方法はありません。
坂道を歩くなど日常的に取り入れられる運動ができること、魚や野菜など美味しいものを
食べることは健康的に生きる上で長崎の魅力だと思います。
まとめ
今回、お話を聞いてみて「食」「ストレス環境」「余暇時間」「運動負荷が高い町(坂が多い)」ことが筋トレをする方にとって、魅力となりうるのではと感じました。
一見、不便に感じる坂の多さも見方を変えれば、日常から運動不足を解消できる長崎の魅力なのかもしれません!
健康的な生活を送りたい方はぜひ、長崎の生活を検討してみてはいかがでしょうか。
長崎が誇る農産品、畜産品、水産品は、「めぐみの長崎 ブランド図鑑」で読むことができます。
こちらもぜひ読んでみてくださいね。
◆長崎市の魅力
https://nagasaki-iju.jp/appeal/nagasaki_city/
◆中川恭兵さんHP
https://k-nakagawa-web.jimdofree.com/
◆中川さんSNSアカウント
https://twitter.com/real_baki_kyo
・YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCxfm0RpVMuXrMFMjE1XQCVw
https://www.instagram.com/real.baki.kyo/
◆植松さんSNSアカウント
https://twitter.com/kin29roman
・YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/kin29roman
・Instagramアカウント
https://www.instagram.com/rpg.uematsu/
◆RPGym