2026.02.03

移住者体験談

【時津町】「長崎県時津町で、海も山も楽しむ暮らし――林業で見つけた未来」

自衛隊から林業へ――地元で描く新しいキャリア

高校卒業後、航空自衛隊に入隊し、沖縄で機械整備に従事していた狩野さん。F15戦闘機のエンジン整備を中心に、専門教育課程で資格を取得しながら、機械整備の技術を磨いてきました。

「機械整備は自分の得意分野でしたし、現場で身体を使って働くことが好きでした」と振り返ります。

年に3回の帰省だけでは、地元の仲間と過ごす時間が足りない――そんな思いもあって、Uターンを決意。選んだのは、父親と同じ職業である林業でした。「自然の中で身体をつかって働けることに魅力を感じましたし、これまで培った整備経験も活かせると思いました」と話します。

奥さまとはUターン後に長崎で出会い、現在は新しい生活をスタートさせています。

林業一択――父の背中を追い、自衛隊から新しい挑戦へ

自衛隊員時代から父親を通じて林業の話を聞いていたため、ずっと働きたいと思っていたし、実際に働いてみると想像以上に奥深い世界でした。

「ただ“木を切る”だけでなく、山も木も現場ごとにすべてが違います。なので現場に合わせて作業を組み立てる必要があって、それが面白いんです」と笑顔で語ります。不安はほとんどなく「やれば慣れると思っていたし、吸収して覚えていけばいい」と前向きな気持ちで挑戦できたそうです。

父親の勧めで選んだ会社に勤務し、現場も近場が多く、働きやすい環境だそうです。

「身体を使う危険な作業なので、妻からは『気をつけて頑張って』と言われています。家族の理解があるからこそ続けられます」と話します。

怪我はほとんどなく、慎重なタイプであることに加え、基本的な技術力があることが安全につながっているそうです。

海も山も楽しむ――釣り・ペーロン・ジムで充実の長崎ライフ

趣味は釣り。いつも先輩の船に乗って野母崎から海へ出て、季節ごとに狙う魚を変えて楽しんでいます。

「ペーロンにも参加しています。レースの大会が近づくと釣りは一旦お休みして練習に集中します」と笑顔で話します。

さらに、ジム通いも欠かしません。「釣りとペーロンとジム、どれも身体を使う趣味です。仕事も趣味も、身体を動かすことがとにかく好きなんです」と語ります。

海も山も身近にある長崎ならではの暮らしを満喫しています。

林業の未来を支える人材へ――現場から始まる挑戦

林業の魅力は、成長を実感できることだと狩野さんは語ります。

「やれることが目に見える形で増えていくんです。切る本数や扱える重機が増えると、自分の成長がわかるので嬉しいですね」

早くも現場マネジメントを任される立場にまで成長した狩野さん。発注通りに進まないこともある現場では、クライアントとのコミュニケーションやチームワークが欠かせません。

「人をうまく動かして効率的に進めるには、先を読む力が必要。でも思い通りにいかないことも多い。重機を使う現場では不測の事態もあるので、どう乗り切るかが腕の見せどころです」

「林業は人が少ないし人材不足ですが、需要は高い。仕事は有りあり余っているくらいで、絶対に必要とされる時代が続くと思っています」

今後の目標については、「現場だけでなく、長崎の林業全体を支える人材になりたい」と力強く語ります。「次の世代につなげるために、まずは自分の経験を増やして成長し、若い人たちにしっかり伝えていきたいと思います」