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【新上五島町】町の可能性を感じながら自分自身の可能性を広げる暮らしREAL TALK

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移住者インタビュー

【新上五島町】町の可能性を感じながら自分自身の可能性を広げる暮らし

  • 田代 幸弘さん
Iターン 埼玉県 → 長崎県新上五島町
2020年 地域おこし協力隊

1年以上3年以下の期間で地方自治体の委嘱を受け、地域で生活し地域協力活動を行う、地域おこし協力隊。
長崎県では、2021年9月末現在16市町において採用されており、多様な内容で活動しています。
今回取材した田代さんは、新上五島町で林業職として活動中。
もともと大工として働いていた田代さんが、離島の地で林業を始めようと思った理由をお伺いしました。

地域で仕事を作るまでに3年間の猶予がある

群馬県の桐生市出身で、千葉県の大学に進学し、建築工学を学んでいました。

大学卒業後は都内の工務店勤務を経て、埼玉県で大工修行をしていました。

 

子供の頃から夢が大工だったんです。

5歳のときに、お隣の家が建てられていて、工事の様子をずっと見ていました。

すると、大工さんが現場で簡単な作業をさせてくれたんです。

その体験から大工になろうと思っていました。

大工の世界は5年間同じ親方の下で働いて1人前と認められます。

なので、大工は5年間勤めました。

5年が経とうとしている頃、今後何をするか色々考えている中で、

ワーキングホリデーを活用してニュージーランドで大工として働くことを決めます。

しかし、渡航日も決まって、必要な手続きを行っている際にコロナが流行ってしまって白紙になりました。

 

大工を辞めるまで半年も無い中で急遽ワーキングホリデーが頓挫したのですが、

渋滞や暑さなど都会に住みたくない気持ちが強かったので、地方移住に目を向けました。

 

大工のスキルと経験があれば地方でもご飯を食べていけるくらいの生活はできるだろうと思い、情報収集を始めました。

情報収集先は主に地方に住む友だちと、インターネットです。

工務店を立ち上げられる場所がないかなど多方面について調べている際に地域おこし協力隊という制度を知りました。

 

地域おこし協力隊という制度を使えば、

仕事と住む場所を提供してもらえて、地域に溶け込むことができ、

地域で起業するまでに3年間の時間の猶予があるということがとても魅力に感じました。

いま持っているスキルを活用するのではなく、新たなスキルを身につけられる魅力

さらに調べていくと、地域おこし協力隊は色んな地方、様々な仕事内容で募集をしているんですね。

僕の場合は、工務店開業のために大工として地域に入ることを考えていました。

しかし、地域おこし協力隊では、経験者採用が全てではありません。

それを知ったときに、新たにスキルを習得できたほうがいいのではないかと思ったんです。

大工の仕事は将来的に続けたい気持ちがあったので、大工に繋がる新しい技術として、林業にたどり着きました。

大工の仕事だけでなく林業を経験することで視野が広がり独自性を出せると考えたんです。

最近では、大工さんが木材を手に入れられない状況などもあるのですが、林業を通じて製材屋さんと通じることができたり。

ちょうどそのように考えていた時期に新上五島町で林業職種で募集があったんです。

 

元々、内陸の出身で海へのあこがれが強くて、海が近いところで暮らしてみたかったので、

複数候補の中から、新上五島町に応募しました。

 

応募したのが去年の7月初旬頃。

とんとん拍子で採用・移住が決まり、

8月末には大工を退職して、9月半ばには軽トラ1台で新上五島町に移住してきました。

経験が今につながっている過程がとても楽しい

現在の活動内容は「森林資源の有効活用」です。

五島森林組合上五島支所に研修として出向し、実際に山に入っていって、山仕事を教えてもらっています。

仕事を覚えながら、伐採した木材の有効的な活用方法についてアイデアを出していくことがミッションです。

森林組合の人と一緒に山に入って、木を切るのが毎日の主な仕事になります。

 

もともと、大工として木材を扱っていましたが、林業に関しては全くの未経験です。

山を歩いたこともなければ、山に立っている木を見たこともありませんでした。

立っている木を伐採して、搬出するまでが自分の仕事ですが、

丸太を角材にする、製材という工程なども見学させてもらっています。

大工のときに扱っていた木材に変わっていく過程を見るのがとても楽しいです。

 

大工の経験があるからこそ、林業に携わっていて楽しいと感じますね。

例えば、家の柱を立てる際には、必ず立木の時に根本になっていた方を下にして立てるんです。

木が自然に立っている状態と同様に家を建てていくんですよね。

今まで、知識として持っていたことを目で見てることで、原理を理解できます。

 

理論的に技術が習得できる

着任当初はとても体力的にきつかったです。

山を歩くのだけでも大変で、道なき斜面やけもの道を登っていきます。

最初の2ヶ月は、教えてくれる人の歩調についていくのに必死で、仕事を覚えるどころではなかったです。

山を歩くことに徐々に慣れていき、そこから草刈りや木の倒し方を学んでいきました。

仕事を始めて1年ほどになりますが、ようやく理解できるようになってきましたね。

ぼくが所属している、五島森林組合の方々は理論的に考える人が多い印象です。

「見て覚えろ」、ではなく「この方向から切ると木はこう倒れる」というように、手取り足取りを理論で教えてくれます。

命に関わる仕事でもありますからね。

遊びに仕事に、毎日が忙しい

新上五島町へ来てから時間の余裕ができて色んなことに関わっています。

移住以前は朝6時に家を出て、帰ってくるのが夜の8時〜9時くらいと忙しい日々でしたね。

今は地域おこし協力隊の屋号もあるので、地域活動にどんどん関わっていきたいと思っています。

何かしなければいけないという感覚ではなく、海に潜ったり、山を歩いたり、山菜を採ったり。

この場所で生きていくことを楽しむこと、発信することが地域貢献なのではないかと思っています。

 

地域の伝統行事に参加したり、消防団の活動、自然の中で遊ぶこと。

毎日何かしらやっていて忙しいです。それだけ充実した日々ですね。

新上五島町に来て、業務内外で様々な体験をしている中で、特産品の椿をもっと活用したいという思いが強くなりました。

現在は、つばき木工房という椿木工振興のために作られた施設を活用し、月に一回木工教室を開催しています。

ラストサタデーといって椿を使って、箸や独楽を作る木工体験教室です。

 

地域おこし協力隊としての業務だけでなく、島での暮らしを体験し、その様子を発信したり、

島で可能性を感じることを試してみる時間があるので、とても楽しいですね。

 

「こんないいところはない」と感じる場所。この島でできることの可能性を探す3年間にしたい。

地域おこし協力隊の任期は最大3年間なのですが、

その後も定住するつもりです。こんないいところはないですね。

海の近くで生活できるし、まだ開拓されていない面白さを感じます。

協力隊としての3年間は、町の可能性を感じて、自分自身の可能性を広げる時間として活用したいです。

将来的な選択肢は2つですね。

1つは大工としてこの町で働くこと。

起業して工務店を構える、企業に勤めるなど様々な選択肢を考えています。

もう1つは、林業分野で働くこと。

こちらは、結婚や子どもができて、安定を求める場合、森林組合が選択肢としてあります。

林業は気候のダメージが少なく、50年、100年と安定して継続した計画性を持つことができる。

 

これからの3年間はキャリアを見定めるために活用したいです。

■長崎県で林業分野で働きたい場合

長崎県森林組合連合会

https://www.nagasaki-moriren.org/employment/

 

■新上五島町の魅力

https://nagasaki-iju.jp/appeal/shinkamigoto_town

 

■新上五島町地域おこし協力隊のInstagramアカウント

https://www.instagram.com/chioko_snkm/

 

■田代さんが運営しているラストサタデーのInstagramアカウント

https://www.instagram.com/lastsaturday2021/

 

■新上五島町の移住定住に関する情報

https://nagasaki-iju.jp/appeal/shinkamigoto_town